城丸正ブログ

スタッフが辞めた

2025.10.26

長岡店で20年ぐらい働いてきたスタッフが2人辞めた。なんとなく予感はしていたが残念だった。この事をどう受け止めるかで状況は変わる。

そこで、人数は減ったがこれまで以上に強くなるチャンスだと受け止めることにした。

今週の土曜日、長岡店のミーティングで入社3年目の若い女性スタッフに「あなたの強みは何ですか?」と質問したら、しばらく考えて「若さです」と答えた。雑貨担当のその女性スタッフに「自分の担当外の家具に関心を持ったお客さまに声をかけることはあるかい?」と聞いたら、「雑貨担当なんであまりないです」と返ってきた。

そこで「今日は売場のスタッフが少ないから、担当という線引きを外して家具に興味を持ったお客さまも接客してみたらきっと新しい発見があるかもしれないよ」と話した。そしたら、オープンと同時に多くのお客さまが来店されて、その若い女性スタッフに「ちょっとあのお客さまを接客してみてくれないか」と頼んだら顔の表情が硬くなったが、お客さまに近づき接客し始めた。

そしたら、今まで見たことのないような笑顔になって、お客さまと会話が始まり、資料を渡したり様々な質問に答えていた。強みである「若さ」が体中から伝わってきていた。

2011年に中谷彰宏さんが書いた「なぜあの人は逆境に強いのか」という本がある。その中で「最悪の事態は神様が与えてくれた成長の機会です。」さらに「最悪の事態が起こった時、いかに視点を変えられるか」そしていつか「あんな状況を乗り越えることができたと言えるようになる」と述べられていた。

スタッフが2人辞めたことは我々のような小さな会社にとって最悪なことではあるが、無意識に仕事に対して線引きをしていたある種の線引きをしていた自分に気づき、視点を変えて新たな挑戦をすることで輝いてくることもある。

ただ、やるかやらないかで可能性も変わる。何事もチャンスと受け止めて当たり前のことをバカになってちゃんとやる。だからまた新しく働く仲間に出会うことができると信じて頑張る。

それが全てだと強く感じるとともに、かわいいスタッフばっかりです。