小さい会社の生き方はブラックとホワイトの間のブルーという色をみつけることだという。
ある程度の経済水準に達して衣食住も足りる状況においては、同じ物であればより安く製造販売することでさらに売れていく。
だが、日本でつくると安くできないので、より安い労働力を求めて中国、東南アジアに向かった。安い人件費を追って競争することがもう限界にきているのではないか。
安さを武器に成長し拡大するという考え方を念頭に成功していくのはほんの一握りで、小さな会社がその世界で戦ったら血の雨が降ってくる。
では何をしたら良いのだろうか。モノが何でも揃っているのであれば、生活文化、商業文化、農業文化などの『文化』を売る。生活の中には衣食住だけではなく、遊・健・知・美というジャンルもある。
今までは仕事にならなかったものが、仕事になっていく。例えば、今まで解決されなかった事をやる。
未解決課題というのは世の中に溢れているが、とても商売にならないことが多い。それでもその分野でなんとか収益化を図って世のために役立とうとするのがベンチャー企業なのだろう。
ベンチャーにはスマートなものとスマートでないものがある。我々中小零細はスマートではない事を選ぶことでブルーオーシャンに飛び込み、そこに「青い鳥」の存在を見つける。
ブルーオーシャンやブルーバードは、そもそも誰かと競争することを根底に置いていない概念なのではないか。
組織が大きいとか小さいということではなく、小さい方が力強く生きていくことができるかもしれない。
「ブルーという選択」もある。