今年も今日が最後の営業日。振り返ってみると、当たり前のことがそうではなくなってきたように思う。
例えば、自動車を中核とした製造業が経済を支える時代は終わったように思う。日産とホンダ、三菱自動車の合併のニュースや、小売業界ではイトーヨーカドーの閉店、地方の百貨店の閉店。
大きくて力があって従業員数も圧倒的に多い大企業が弱くなってきている。それと対照的に金融とデジタル産業が経済をリードする時代になったというような記事もある。
我々の商売も、ネット時代、価値観の変化に対してどのように対応していくかが問われている。当たり前のことをバカになってちゃんとやれと叫んできたが、当たり前のことがどんどん変わっていく。
最近、これだ!、と思う記述を見つけた。自分のイメージからは想像できないかもしれないが、「倫理は不可欠だ!3つの例を挙げる。一つは、ドイツのフォルクスワーゲンの排ガス不正が発覚して低迷が続いている。二つめは、アメリカのフェイスブック(メタ)が個人情報の流出でユーザーの信頼を失った。三つめは、日本の自民党の『政治とカネ』の問題が発覚して不安定な情勢になった。不道徳な行いは社会に甚大な危うさをもたらしかねない。我々が市場で他者を思いやり倫理的に行動すれば、市場は様々な問題を解決する場になる。」と。
最後に、政治より経済(商売)が大きな力を持つことで、もしかしたら人を殺す戦争を避けることができるかもしれない。この経済は小さいチームが圧倒的に多いのも現実だ。難しいかもしれないが、やっぱり「清く、正しく、美しく」なのかもな。
今年もお世話になりました。来年もよろしくお願い致します。