「サッカーのアルビレックス新潟がルヴァンカップで準優勝した。J1では予算規模が最も小さいクラブの一つだが、それでも技術と戦術を磨き、大きなクラブに一歩も引かない戦いを展開した。」という記事を読んで、すぐに自分の仕事に当てはめた。なぜなら、弱くて小さな我々も、人口がどんどん減っていく地方に次から次へと出店してくる大きくて力のある店や企業を迎え撃たなくてはならない。スポーツとちょっと違うのは、敗れれば存在が消えてなくなるということだ。
どんな環境であっても売り上げを少しでも上げて給料を上げようと努力しているが、現実は厳しい。だからこそ誰よりも自分で選んだ人や仕事をアイシテルかどうかなんだと思う。
一時期、ワークライフバランスとかいってセミナーを開く講師たちが多かったが、今はもうそれほどでもないし、「勝手に言ってろ」になっているのではないだろうか。
我々のような小さな会社は「今ってこうですよ」と言われても、ちょっと待てよ、もしかしてこうかも知れないと立ち止まって違う方向に向かうことを考える。
大切なのは、社員と一緒にA:あたりまえのことを、B:バカになって、C:ちゃんとやる、しかない。
人が休んでいる時に働くとか、人が眠っている時にあえて働く。どっちかというとワークライフ『アン』バランスな生き方をすることで生き延びるチャンスをつかむのかも知れない。
時代がどんなに変わっても、道具がどんどん便利になっても、このABCの原則は変わらないのではないだろうか。
スポーツも仕事も似ている。好きで打ち込むことは自分の問題であり、人の何倍も努力することは当たり前。努力しても結果につながらないときもある。それでも自分にはこれしかないと覚悟を決めてやり続けることで、あっという間に10年、20年いや30年と時間が過ぎる。
これこそが「アイシテル」という生き方のように思うわけです。