ものすごいスピードで変化していく。あっという間に今年も終わる。年を取るのもあっという間。昔はああだった、こうだったと言っても意味がない。でも言ってしまう。
変わらない事はある。暮らしも仕事もその先に人がいる。好きで始めた仕事でも必ず思うように行かなくなる場面が何回もある。あるいは、好きになった人でも、好きになってもらえないことも多い。そうすると、自分を好きになってもらうためには、相手が今何をどう考えているのか、何をしたら喜んでもらえるのかと自分の想像力を働かせようとする。
「仕事は恋する気持ちを思い出そう」と『暮らしの手帳』の元編集長、松浦弥太郎さんが言っている。人を幸せにすればその仕事は儲かるし、人は何かに喜んだ時にお金を払う。嬉しい、楽しい、面白い、おいしい、わくわくする、これが幸せにつながると思えば人はお金を払うそうだ。
問題は「この仕事で利益が上がるか」と「この仕事は人を幸せにするか」だ。
当然後者を考えるべきだ。人を幸せにできない仕事はいずれ立ちいかなくなり、利益も上がらない。
反省することが多い。追い風を実力だと勘違いしたり、向かい風が吹くともうダメだと思ったり、人から聞いた話やよく分からないニュースにうろたえたり、結局売上が上がったり下がったりで一喜一憂している自分がいる。
新しい年は、「この仕事は人を幸せにするか」をテーマにしよう。