城丸正ブログ

やってみなければわからない

2023.04.27

商売を始めてしばらくして、どうせやるなら日本の古いモノよりアメリカだろうと思い始めた。でも、アメリカへ行く「金」がない。だったら米軍基地を回ろう。

それから米軍の払い下げを買い付けて売ってみた。最初は「新潟で売れるの?売れないでしょう」と言われた。何でもそうだけど、「やってみなければわからない」。

売れると分かっていれば皆がやる。よく、ニーズがあるとかないとか言われているが、そんな市場調査なんて「クソ」だ。それよりも大切なのは、誰よりも早く人と違った事をやるかだ。

誰だって失敗はしたくないが、失敗を経験するから何かを掴むこともある。自分は失敗の連続で、たまに「何のためにやってんだろう」と思うこともある。それと、人は成功談よりも失敗談の方を面白がるし、実際参考になる。ただ、今はAIが予想し、誰もが簡単にうまくいく道を見つけられるみたいな空気感があるが、どうなんだろう。なんとなく答えが出ていてその通りにやればうまくいくとしたら、結果的にみんな一緒になってよかったよかったみたいになるのか。それってつまらなくないか。さらに、便利・簡単・お得の三種の神器的な言葉が横行しているが、その一方で「不便益」という表現もある。便利の追求が強くなりすぎて、失うものも多くなった気もする。それが「便利損」かもな。例えば、少しでも思い通りに行かないとすぐキレて「どうしてくれるんだ」と叫ぶ、忍耐のない人が多くなっている。こんな「人」の対応を「人」がやるとストレスが溜まり、精神的におかしくなる。そこで、カスタマーサービスはAIに依存していくことになるのだろう。人の気配がせず、うんざりするほどボタンを押させ、最終的には「もういい」と諦めさせるのがカスタマーサービスのように感じているのは自分だけか。いや、これは確信に近い。

昔の当たり前と今の当たり前が違うのは当然だと思うが、大切なのは今の流れを疑ってみるとか「やってみなければわからないだろう」と行動を起こしてみることなんじゃないのか。

きっとうまくはいかない。でもね・・・・