最大の環境破壊は、人間が起こす戦争だと思う。
戦争という状況下では、レジ袋の有料化だの、エコバックだの、格差の是正だの、クリーンなエネルギーだの、持続可能な成長だの様々な美辞麗句を並べたところで全て「ぶっとんで」しまう。
多くの尊い命が犠牲になって、政治や経済を不安定にしてしまう。すべては、人間の思想や欲望、権力がぶつかり合って起こってしまう。
仕事と戦争を一緒にすることはできないが、どうしても、勝ち負け・損か得かといったことが持続「不」可能性を高めてしまう。だから、時には「撤退」するというのも大切だ。
話しが飛んでしまうが、自分も以前、拡大志向が強く三条店をつくったことがあったが、6年半で営業を辞めて撤退した経験がある。実は、出店より撤退の方が、踏み切るのに勇気がいる。故に、人はなかなか撤退できないものだ。商売と戦争は比べられないが、なにか共通する部分もあるように思う。
コロナウイルス、戦争、人口減少等々、時代は今まで経験したことのない危機に直面しているのではないか。だとすれば、拡大という数の力で何とかしようとするスケールメリットも効かないし、出店過多によって専門性や希少性が薄まるし、店舗でのプロとしての人材が不足して価値の低下を招くことにもなりかねない。
だとすると、これからの生き方として、撤退という考えや行動が幸せにつながるのではと思うのだけれど、みんなはどう思う?