小さな会社が残るにはどうしたらいいか、ずーっと考えてやってきた。
店を多く作って売上げをつくる、3店舗やったが、今は2店舗。
店の立地は人が比較的多く来る商店街でやってみたし、あるいはロードサイドでもやってみた。
誰もが普通に考える立地でやってみて気が付いた。
もっと、誰もがあんまり考えつかない場所、しかもありえない場所、わざわざ行かなければならない場所で、長く長くやり続ける。
自分達にとってそこが一番の場所になり、さらに徹底してやり続けると声が聞こえてくる。あんな場所だった所をこんな場所にしたんだね、こんなことをするとは思わなかった、と。
人と同じことを考えて、同じような場所で、同じようなことをやっても意味がない。
どうせやるなら意味のあることをやらないと、人の心は動かない。
物があふれ、情報があふれ、異業種や同業他社と同じフィールドで競争しても、自分達に勝ち目はない。
いや、勝つ負けるではなく、戦っているわけではなく、一つの穴があったらずーっと掘り続けていくしかない。
その時、人と同じ穴は掘らないということ。よく、あっちの穴こっちの穴と掘る人がいるが、一つもものにならないこともある。不器用と言われても一つを掘り続けると様々なヒントも生まれる。
本当の差別化は勇気をもって、誰よりも早く人と違ったことを見つけ、やり続けるしかないと思っている。
39~40周年に向かう、一つの答え。