最近テレビで『ペイペイ・ペイペイ』とうるさく言わなくなった。
一時は全てのチャンネルでペイペイ、あるいは『・・・ペイ』、スマホで簡単に決済できてポイントも付くし、ものすごく『お得』ですよ~。耳にタコができるくらい、『おうち』と『お得』が打ち出されていた。
小売・飲食・サービス業と、ありとあらゆる店が『ペイペイ』『・・・ペイ』取り扱いできますよ~。キャッシュレスの波に乗って、カード決済よりもスマホ決済に移っていく。
我々営業する側には、手数料は無料ですから、どんどんお客様に勧めて下さいだったが、いよいよ手数料を払うことになる。
便利という選択が、ほんの一握りの大きくて強い組織に、個人の購買履歴というデータが集中し、そのデータが価値を生む。そしてさらに強くなり、大きくなり、社会に大きな影響を及ぼす。
ペイペイを利用する生活者が増えれば増えるほど、店側は取り扱いをやめるわけにはいかず、さらに手数料を上げると言われたら従うしかなくなる。何か大きな力が働いて、どんどん富の一極集中が加速していく気がする。
こんな考え俺だけか。
デジタル化って、こんな面もあるのだろう。
弱肉強食、そして資本主義の基本だとすると、生き残るために何ができるだろう。