『踊る大捜査線』で主人公が、事件は『現場』で起きていると叫んでいるシーンが多かった。
我々も同じで、事件は『店』で起きている。
本当は『店』だけでなく、『街』が大切な現場なんだということ。
『街』を知らなければ、生活者を知ることができない。
前にも書いたが、道路(ロード)ではなく街路(ストリート)が重要で、街を歩くことが減ってきたが、歩くことで変化する空気を読むことができるし、匂いや肌合いが少しずつ変わっていることにも気付く。
何でこんなことをくどく書くかというと、小さい店であり、小さい会社だからです。
今日の新聞で、ニトリホールディングスが経営統合した島忠と初の共同店舗を出店し、さらに拡大していくとか。地元では夢ハウス売上高137億円という企業が、綿半ホールディングスの子会社になったとか。この綿半ホールディングスのグループには家具・インテリア通販の『リグナ』という会社もあり、何となく、持続的に成長していくために、さらに拡大していくという、それが資本主義の当たり前な動きなんだろう。
だったら、小さい我々は自分達が生きているローカルな『街』にとって、どうやったら必要とされるのかを追求していくしかない。
約30人の社員が『現場』である、『店』で、『街』で、毎日起こる事件を解決して、面白いと感じながら仕事をする。
ある本で、どんどん大きくなった恐竜は、自分の体を維持するために大量に食物を食べなければ生きれなかった。それに比べ、小さな人間は少量の食べ物で知恵を使い生き延びて今に至った。何となく資本主義は一つの『終わりを迎え、志本主義、あるいは、知本主義の時代になった』との記述もあるが、現実は我々にとって相当に厳しいのは続く。
だが、一筋の光があることを信じてやるしかない。
最後は、『街・店・人』 これしかない。