城丸正ブログ

見捨てられた場所に光を

2021.03.22

“宿泊するための場所”から、“日常を過ごす場所”へと変化しているホテルという記事を読んで、我々の長岡店への応援歌のような気がした。

コロナ禍で非常に厳しい小売業であり、宿泊業、いや、ありとあらゆる業種がそういう状態の中で、何とか生き残ろうとしている。

家具小売業である我々が、廃業した旅館を再生し、泊まるだけにとどまらない時間の過ごし方や、食事をしたり、お茶をしたり、打ち合わせで使ったり、さらに売店という空間を、家具・インテリアを通じて暮らしの提案をしたりと、自由に滞在できる場所になることで、今までにない気分を体験できる場へと変えることで、その地域に光が当たり、新たな価値をつくることができる。

オープンして13年が過ぎた。ようやくこれからさらに磨きをかけて、誰も見向きもしなかった場所が自宅と職場の間にある第3の場所として、これからのホテル、あるいは宿泊はこれもありでしょうを表現していきたい。

地域おこしなんて考えたこともない。

ただただもったいない場所だから挑戦しているだけ。

時間とお金がかかる。

でないと輝かない。