2012.1.4 新年あけましておめでとうございます。
初売りは1月2日から営業しました。
たくさんのお客様にご来店いただき、本当にありがとうございます。
少しだけ私も駐車場の誘導しました。
さて、年末は米軍基地を回って、という話をしました。
北は青森の三沢基地で、私は人生で最高の出会いのきっかけをつかみます。
「おめぇ、東京の安田っちゅう人知ってっか?」
その頃世話になっていたスクラップ屋のミスタースガヤマが聞くわけです。
「おめぇとおんなじようなのが東京からもくんだ!」
東北弁丸出しだから何言ってんだかよくわからないんですけど
「おめぇとおんなじようなの」がどうも気になって。
もちろん、会いに行きました。
当時、恵比寿のオーパという店の経営者、後のアクメを立ち上げた安田という人に。
新潟の田舎者の私が、恵比寿のオーパの安田さんですよ。いや、アクメですけど。
その安田さんとのお付き合いはもう20年以上になります。
安田さんの紹介で㈱カーフの島田社長との出会いつながって。
このおふたりは、私が商売を続けるにあたって大変お世話になった人です。
おもしろかったし、刺激的だったし、何よりカッコ良かった。
人間はどっか憧れが無いと駄目ですね。
販売する物、店、目に見える事だけでなく、心の中にある願望はどんなに苦しくても一筋の光になるような気がします。
特に、安田さんと酒を交わす時。
決まって北の国からの五郎の話になり、例のポケットの中から泥だらけの壱萬円を純に渡すシーンの話で泣くわけです。
ふたりとも…お金に苦労していました。子供もいました。
好きな仕事をしていてもお金が無いわけです。
今でも彼とは年に1度は酒を交わし、何百回も同じ話で泣いたり笑ったりします。
カッコいい日本人離れしたムービースターのような安田さんとです!(今はブルースウィルスみたいな感じだな)
アクメは今は安田さんの会社ではなくなりましたが、私にとってはやっぱり以前のオーパやアクメが最高です。
こうしてみると、人との出会いは自然とできていくような気がします。
損得や商売のためとかいろいろありますが、憧れやカッコ良さ、言葉にならない、目には見えないけど共感する、共鳴する、大切な事があるように思います。
そして、その後も永く永く続く“ご縁”みたいなものが。
大事なことは、自分が今携わっている仕事にどれだけ夢中になって取り組んでいるか、これに尽きると思うんです。
そうすると、自然といい人に出会える、と思います。
仕事は長い時間をかけて夢中に熱中するしかないように思うのです。
今年が皆さんにとって幸せな年でありますように。
つづく。