除雪が進んだこの週末、ありがたいことにお客様が多かった。
先週の3連休は大雪で来店者数は少なかった。
緊急事態宣言が発出し、この週末はどうなるかと心配ではあった。
都会よりは田舎の方が少しは安心かなという気持ちもあるが、コロナウイルスは油断できない。
店は我々にとって大切な働く場所、その働く場所に、どんなに雪が降ろうが足を運んでいただくことに対し、心の底からありがたいと思っている。
今日の繊研新聞の記事に、『百貨店は希望の象徴』という記事があった。
『お客様は制約のない自由な生活が戻ってくることを思い描きながら百貨店で買い物をされた。そうしたお客様の望みに思いを巡らした時、レシートに記載される買い物の記録は、お客様それぞれに個性的で自分らしい『希望』の象徴なのではないかと考えた』
これは、そごう西武の年頭のメッセージ広告。
この実店舗の存在意義に多くの声が寄せられた。
ネットで簡単に物が手に入る今、実店舗の存在はどうあるべきなのか。
生活者であるお客様にとって、欲しい物が手に入るだけでいいのだろうか。
我々の店に来たら、『希望』が湧くとは思わないが、欲望よりはやっぱり希望がなければ互いに働く者同士、幸せにはならないのでは。
経済競争は勝つか負けるか、食うか食われるか、大が小を、強者が弱者を飲み込むのは当たり前かもしれないが、さらにもっともっと大きくなる、これって本当に『希望』なんだろうか。
ネットもあるし、大きい店もあるし、小さな店もそれなりに存在感を示し、互いにバランスみたいなものも大切だと思う。
そこには夢中になって働いている人がいるから。
いい加減、欲望から希望に変えよう。