昨日、久しぶりにノイズムの金森譲さんと井関佐和子さんご夫婦が来店された。
ちょっとだけ会話をした。
やっぱり普通じゃない空気です。
以前、金森譲さんが努力すれば必ず報われるということはない、それとはまた別な何かがないとレギュラーにはなれない。
とおっしゃっていた。
ただ、そういう言い方をすると、努力すらしない若者が増えてきたとも言っていた。『努力』は最低限の当り前のことだと。
すごくわかる気がする。
それと、人生100年なんてナンセンス。何歳まで生きるかではなく、精一杯、一つのことに打ち込んで生きていれば、いつ死んでもいい。まだやるべきことがあるから死にたくないが、とも言っていた。
私みたいなジジィでも話してくれるお二人は特別な存在です。親子ほど歳が違うけど、こういう人に接することで刺激を受ける。
その日の夕方、2014年11月に平凡社から出版された『井関佐和子 未来なる道』という本を読んでみた。
その中で、『この人の前で踊り続けたい』、オマエnoismを辞めろ、俺を信じてみろ、のページの内容はささる。
天才舞踊家の生き方はとても真似できない。でも、ちょっとだけでも自分に当てはめてみると、どうだろう。
自分で決めて選んだ道、それが芸術であろうが、仕事であろうが、基本はとことん努力してやり続けることで、認めてもらう可能性は生まれる。これは皆平等にあるかもしれない。
昔読んだ本に、目の前に起こる『辛いこと』『苦しいこと』『悲しいこと』全てのことを受け入れること。さらに不平不満、愚痴、泣き言、悪口、文句を言うと『ありがとう』が消えていく、と書いてあった。
金森譲さん、井関佐和子さんは、我々の想像をはるかに超えた領域に立っている。
この二人の『ありがとう』は別世界だとも思った。
舞台から離れて、店内を歩いていてもオーラは半端ない。
終わり!