繊研新聞のコラムで、私のビジネス日記帳というものがあります。
あるアパレルの経営者が父親から言われた言葉、それは、経営者が避けるべき3Gという内容。ゴルフ(G)とギャンブル(G)と外車(G)、『やるな』『持つな』ということ。他人が何をやろうと自由、それは自分自身への戒めです。仕事だとか付き合いだとか言って、仕事以外に熱中するものを作ったら危ない。それがゴルフであり、そしてギャンブル、さらに成功した自分へのご褒美にと外車を買って乗り回す、取引先や従業員が見たらどう思うでしょうか?
私も20年以上前、新車のアウディ クワトロを買ったことがありました。そしたら、どんどん売上が下がって、一年後に1.5tのトラックに乗り換えました。
それ以来、高級外車に乗ることはなくなりました。
やってはいけない『G』をしたわけです。
痛い思いをすることは大切ですが、もっと大切なのはスタッフの気持ちと、取引先の気持ちを考える行動だということです。
世の中には様々な経営者がいます。誰を見本とするか、小さい事ですがものすごく大事なことだと思っています。
実は、私も、うちのスタッフも外車に乗っています。ただ、ポンコツというか、ゴミというか、20年前・30年前の高級車です。本体は数十万で格安ですが、修理代がべらぼうです。合言葉は、新車の軽のワンボックス買うんだったら、絶対ポンコツ外車の方がいい、という価値観です。
まっ!そういうバカもいるということです。
これはやってもいい『G』だと思っています。
因みに、私はゴルフも、パチンコ・株・麻雀、等々の『G』は一度もありません。
商売そのものが『G』だからです。