商売を始めた時、全く信用がない状態での取引が何年も続いた。
『お金を払ってくれたら商品を卸しますよ』……キャッシュオンデリバリーである。
嫌というほど、自分の信用がないことを思い知らされたと同時に、商売の基本がキャッシュオンデリバリーなんだとも思った。
約束通りの期限までにちゃんと支払う、支払の時に妙な値切りをしない、とか、当たり前のことをちゃんとやる。
そして、10年・20年・30年、気が付いたらもうすぐ40年になろうとしている。
『信用』は全ての物事の中で一番大切なことだし、簡単に信用はしてはもらえない、ものすごく時間がかかる。
そして『信用』は、目に見える形ではなく、過去から今に至るまで、色々な人間が真剣に取り組んで、ようやく作り上げられたものだとも思う。
しかし、チームの中には、そこを理解できない人間もいる。
そして、簡単に、そういう人によって信用は壊されてしまう。
だからこそ、更に新しい信用を作って行かなければならない。
実は、仕事をするということは信用をつくること。信用があるから売上げが作れる。信用を作るのも人、壊すのも人。
私は信用を壊したり、信頼を失ったりした経験があるからこそ、『信用』の大切さが少しは理解できる。
信用を失くすと生きていけないぞ!
国会議員で最近、若いヤツが一人いたよな。