昨日、老舗の和菓子屋の社長さんとランチをご一緒させてもらった。
百年近い商い、私が到底追い付けない空気を感じた。
時代の変化を感じながら守り続けてきた価値、それと失敗談。
成功したことより失敗したことに人は興味を持つ、そこに説得力がある。
改めて時間を掛けて継続していくことの難しさを感じるとともに、寺山修司の言葉『100年経ったら帰っておいで、100年経ったらその意味が分かる』を思い出した。
100年続けるは夢のまた夢、でもどんなに時代が変わっても10年や20年・30年はドラマにならない。映画でもドラマでも、短い時間で成功したことは絵にならない。
敢えて足元を見て、自分にはこれしかないと覚悟を決めてやり続ける。
下を向いて生きる生き方もあっていいと思う、意外と気付くことがある。
遠くを見たり、上を見たりすると大切なことがわからなくなる。