城丸正ブログ

質より量だという考え方

2018.12.08

一生懸命努力するという言葉があります。

これを具体的に、10年かかることを5年で成し遂げるとしたらどうする?

2倍働けばいい。

普通8時間労働なら16時間。

他人より早く成し遂げたいことがあるとすれば、単純にまず量をこなせばいい。

つい10年位前までこんなことは当たり前だった。

仕事であれ何であれ、ワザを身につけるには最低の絶対量が必要だと、2008年中谷彰宏さんが『プラス1%の企画力』という本で書いていた。

私はこの人の本が好きで10冊くらい持っている。

この本の中で印象的な記述が、時給や月給に関係なく、とにかく1日に沢山働くことで自分自身が伸びていくのです。そして手の抜き方を覚えるために、まず量をこなす、全てに力を入れていては仕事は続かない。人の倍働いて、早く帰るにはどうしたらいいか、どこをどう節約したら時間を効率よく使えるか、それもアイデアだと言っている。

沢山仕事をすれば、仕事の本質とコツを掴むことができると彼は言っている。

私はこれが当たり前だと思う人間です。

たった一回の人生、限られた時間を生きていく。仕事は敵ではなく味方なんだと、生活のためだけの仕事ですか?仕事を通じて認めてもらいたいという気持ちは強く働きませんか?

今、長時間労働は『悪』、『量』より『質』だと耳ざわりの良い言葉がそこらじゅうから聞こえてくる。

その割には、国は起業や創業を煽る。起業や自営業で独立する彼等が、8時間労働を意識したり、週休2日制や年間100日以上休む働き方改革なんて言っていたら仕事は成り立たない。

これ、私だけかもしれないが、圧倒的な量をやらなかったら、その先の効率の良い働き方など見付かるはずがない。

もう一度、一生懸命という字を確認すれば、一生、命を懸けて、怠けるのか、努力するのか、さあどっち?どっちでもいい、それが自由ということ。

効率の良い働き方を見付けるには、まず量をこなしてから。