城丸正ブログ

大切にしたいこと

2018.06.25

我々は販売業だ、毎日、毎日、売場に立つ。

今日は昨日の負けを取り返すぞ、気合を入れる。

販売は、簡単じゃない。

販売は、派手じゃない。

販売は、楽しいことばかりではない。目の前にある商品は気持ちを込めてつくった人がいる。それを販売することは大きな意味がある。実は、ものを作る人がいなかったら販売は生まれない。

今、世の中はものも作らず、販売もしなくてシステムを作る時代に変わってしまった。しかもシステムを作った人にスポットライトが当たり賞賛される、そして株式上場していく。

ものをつくることは、汗にまみれ、怒鳴られ、歯を食いしばって、訓練を重ねる。人に認めてもらうには本当はものすごく時間がかかる。

でもどんなことがあっても、つくり続けて欲しい。諦めないで欲しい。だから我々はつくる人に敬意を払い、販売する。

販売は難しい、人が人に接して販売することは、だんだん人が好んで選ぶ仕事ではなくなってきた。

でも難しくて誰もが選ばない仕事をあえて選ぶ生き方、少ない人かもしれないが、つくる人がいて、売る人がいて、買う人がいる。これが一番大切な原点ではないだろうか。

これからは売り方がネット上が主流になる。しかし店を開き、販売の人を採用し、人に信用してもらい、あなたから買いたいと思ってもらう。販売をやり続ける、全ての仕事はもう一度、互いに顔の見える世界が大切だと気付くのではないか。