お客様というのは本来『来てくれないもの』、この扱いづらいお客様に来てもらうためにどうするか。
それが知恵であり、その知恵は知識からは生まれない。
これだけものがあふれている時代、必要とされるモノはそうそう転がっていない。本当にあるかどうかわからないが、必ず必要とされるモノがあると信じて現場に出て、現物を見て、現実を観察しなければならない。現場・現物・現実という三現主義を基本とすること。インターネットだ、Eメールだの、ITも大切かもしれないが、今みんな簡単に検索できる時代に、そこでつかめるのなら誰でもできるし、楽なもんだ。
ITでは商売にならない。この内容は今から18年前の本の一節である。読み返してみると、もう20年近く前から大きく市場は変化している。仕事の基本は現場・現物・現実という原則は変わらないということ。信じて頑張ろう。
この本で、赤字の中小企業が70%と言っていた、今もこれは変わらない。だから消費税がまた上がる理由もわかる気がする。