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自営業の本質

2020.12.05

今から40年くらい前、サラリーマンが嫌になって、自分でなんか商売やりたいなぁと思って始めた。

だから今風の起業とか創業とかという大げさなことではないということ。

目標やビジョンなんてあるわけがない。

サラリーマン時代の、時間に縛られる、上司から命令される、社内のルールがある、そんなものは全くなく、自由ということ。しかも、すぐ『生きるためにどうする』が頭をもげてくる。

家族もいたから責任もある。スマップの歌にもあるように、ナンバーワンじゃなくてオンリーワンなんだけど、全ての自営業はオンリーワンであって、殊更それを強調する必要はない。

このオンリーワンが曲者で、そう簡単に食べていけない。

色々な当たり前がことごとく壊れていく。

それでも続けて来たから、今がある。

会社組織にして、仲間が集まって、店を作り、商品を仕入れ、販売をする。どこにでもある小売業、この仕事を通じて顧客との関係をつくり、更に働く仲間が増え、組織が生まれ、少しずつ成長していく。そのプロセスで迷ったり、悩んだり、だんだんと形になっていく。現在の見たまんまの店になっていく。

きれいごとは少なかった。汚い選択の方が多かった。仁義を欠くことも多かった。正直かと言えばそうではなかった。色々な人に迷惑もかけた。

こんなこと全てが『物語』になる。

自慢できるものではない。起業や創業はスタートであって、本当に大切なのは過程で、何を経験し、誰と出会い、自分の物語をつくるかが自営業の本質だと思う。

年中無休は当たり前、365日営業は当たり前、1日は24時間どう使う、一緒にやるかが当たり前、今その当たり前が変わった。

本当に面白い『物語』はできるのか、とも思う。

『若さ』って『バカさ』だろう。

こんな考え方、古すぎてどうにもならないだろうけど、いると思うよ。

カッコつけなくて、モクモクとやっているやつが。

それが自営業なんじゃないのかよ。

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