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やっぱアナログ

2020.09.03

今まで働く側から見ると売手市場と言われた。

本当はどうか分からない。

今、ウイルス感染の拡大で業績が下がった企業がリストラや雇止めとかで、約5万人以上が職を失ったというニュースが流れる一方で、ウイルス終息後の成長が見込めるデジタル産業とか、よく分からないが、プラットホームビジネスとかに補助金を出しますよという記事があったり、可能性がある業種に期待するのも結構だが、人手が足りなくて困っている仕事は目の前に沢山ある。しかも、なくてはならないアナログな業種に実は若い人が関心を持ち始めたようにも思う。

例えば、食品配達というと見向きもしないが、『ウーバー~』のデリバリーというと自転車に乗って、ロゴの入った大きなバッグを背負い、スマホで地図を見ながら配達、いや、デリバリーをする若者が増えている。『なんで!』と思う。カッコイイからか?俺には分からない。配達業務は最も若者には人気がない仕事だったのでは。

我々の仕事も、販売・接客・営業・配達という超がつくほどアナログで、頭よりも体、体よりも気持ちを使う業種だから、若者からはずーっと見向きもされなかった。ここに来て若い女性や若いイケメンが1人2人と増えてくると状況が変化した。

何となくだが、世の中が皆『いいね』とか、『そう、そう、そう』と流れが一方向になると、人間の心理として『違うよね』が生まれてくる。皆が嫌う不人気で大変な仕事であればあるほど、競争が生まれない。しかも、『めずらしいね』『すごいね』『頑張ってね』が多くなるように思う。『バカだね』も多いが、実は両方あるから笑える。

デジタルだけが全てではなく、人間はもともとアナログな存在である以上、リストラや雇止めで嘆くのではなく、少し広く周りを見れば人手不足で困っている業種は沢山存在する。ただ、『やりたいか、やりたくないか』『好きか、嫌いか』という気持ちもあるから単純ではない。

我々S.H.Sの仕事はどんなふうに見られているのだろう。

基本は接客・販売・配達・修理という仕事だが、これだけで継続は難しい。店を作る、売場を作る、商品セレクトをする、買い物をしたくなる気分をつくる、信用を作る、安心を感じてもらう、時間を忘れる店を作る、また来たい店を作る。一言で表すと、創造的な仕事をする人間の集まり、今風に言うならばクリエーターということ。

実は今、世の中で存在する全ての仕事はクリエートしなかったら残れない。

アナログは実はクリエーター。

こんな表現したら若い人がどんどん集まったりして。

だって、配達をデリバリーと表現するのと一緒。

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