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足元の豊かさ

2020.09.01

物や事に向ける意識を『~がない』から『~がある』へと変化させると、生きるために大切な物や事の多くは自分が生きている環境や、いつもの暮らし、または自分が経験し身に付けた技術や知識や知恵などに見出すことができると眞田岳彦(さなだたけひこ)という人が書いていた。

この人、大地の芸術祭のディレクターもやった人だから、有名な人らしい。

人は皆生まれて今に至るまで、様々な経験をする。あるいは様々な場所で、様々な人との出会いと失敗をする。そして気付く、足元にある豊かさに。

私もサラリーマンを辞めて40年近く『商い』を通じ、全国の米軍基地をうろうろし続けた結果、『今あるものに目を向けて、手を入れる』なんてスローガンをぶち上げている。

遠くを見たり、どこかで何かが流行しているとすぐ真似たいのは分からないではないが、何か空しい。瞬間接着剤みたいにすぐに結果につながることは意外と脆いし弱く、移ろうものではないか。逆に長い時間をかけてコツコツとつくり上げて、やっと認めてもらう、そこにしかない物や事をつくる方がスピードが速い。今だからこそ、価値があるように思う。

都会は都会、田舎は田舎、それなりに役割がある。

足元にある本当の豊かさに気付くことが大事になった。豊かさはお金だけではなく、生きていく喜びもある。これが都会の方が大きいとは限らない。

コロナ感染で都市閉鎖まで起こる時代だから、改めて、田舎である足元の豊かさに感謝する時なのかもしれない。

『俺、東京さ行くだ』も良いけどね、俺もそうだった。そして気付いた、自分は都会には向かないと。そして田舎に戻り『商い』をやって、嫌というほど感じる、足元の何か大切なものを。

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