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馬と鹿

2020.03.17

買物だけならネットで済むし、人とのコミュニケーションならSNSで十分だ。という人が多くなっている。

しかし、便利ではあるが、それだけでは日々の生活は味気ない。

居心地の良い空間や、楽しいと感じられる場の創出は『店』という『場』の価値として重要性が増している。

我々のような家具小売業という一つの施設だけで永く集客を維持することは難しい。なぜなら、ある調査会社の統計で、この3年間で約50社くらいの『街の家具屋』が廃業したとあった。これは家具だけでなく、あらゆる小売業が、今、直面している。

大きな企業が大きな資本でつくる商業を中心とした街づくりを否定はできない。行政がつくる中心市街地の再生も必要だろう。もう一つ、地元の小さな店が足元にある。自然・海・川・森・沼、そして歴史に限りなく近い場で、なんとなく行ってみたくなる場をつくることも大切になってきた。お金が無ければ自然を味方につけることで、そこにしかない価値を生むことができるかもしれない。

街の中心部は、力のある大きな企業が大きい資本で開発する。当然、家賃も高く設定する。したがって、それなりの力のある店が出店する。結果として、どこにでもある店の集合体ができる。それはそれで役割がある。

我々は小さい会社だから、知ってもらうのに何十年もかかるし、信用してもらうにももっと時間がかかる。しかもお金は無い。その分、時間をかけなければならない。一等地に出店したらひと溜りもない。だから大きな会社の逆をやらなければ生き残れない。あの三越ですら閉店する時代ですから、これをどう受け入れるかも大切、いつまでも商売の立地は中心商店街ではない。

改めて、新潟は水の町。県や市の補助を当てにするのではなく、小さな会社が失敗を恐れながらも、挑戦し続けることで『あんな場所』を『こんな場所』に変えるのは馬鹿になること。『馬鹿じゃないの、あいつら』と言われても、結果として馬と鹿になって、飛び回る役割は若者であって、補助金ではない。

都会だけが可能性があるわけではない。デジタルやITだけがこれから可能性があるわけではない。地元には地元にしかない、自然と人と何かがあるはず。

なんでもいい、馬鹿になってちゃんとやれば可能性は存在すると思う。

最近、S.H.Sに若者が1人・2人・3人・4人…と増えている。何でだろう、苦しいけど面白いのか、それとも本物の馬と鹿だと思う。

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