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生産性は低いほどいい

2020.04.27

今、自粛する、人と人との接触を控えることで現状を乗り越えようと努力している。

その結果、商業施設や商店街での買い物が減って、飲食や小売業の廃業が多くなってきていると報道される。

逆にネットを利用する生活者が急激に増えているという。当たり前なことなんだけど、しょうがない。便利で、簡単で、早くて、安いに『安全』がプラスされた。店舗にこだわって商売をやっている身としてはどうにもできない。

でも、この流れもいつか限界がくると思う。人間が生活していくうえで、ネットだけで事が足りるとは思わない。人間という字は人と人との間って書くように、できるだけ多くの人が参加して互いの顔を見ながら会話をしたり、協力したり、理解したり、喧嘩したりしながら経済活動することが生産性や成長や拡大よりも大切だと思うからです。

今まで人口が減っていく時代、もっと少ない人間で生産性を高くするにはが主流だった。それは人を使わずにということだから雇用が減るということなんだろう。逆に『生産性が低い』というのは、多くの人手が要るということ。

私は生産性が低い方がいいと思っている。なぜなら、生産性をいかに高めるかという競争では生きれない仕事だからです。接客販売という仕事は生産性は低い仕事ですが、それに携わる人間1人1人の個性が大切だからです。商品知識・提案力・会話の仕方、心の読み方、ありとあらゆる能力が問われる仕事です。人によって差も生まれます。この『差』がおもしろい。

人から信頼・信用・安心してもらうには時間がかかります。早くて簡単という今の流れとは逆走する仕事です。5年やってもゴールは見えない。10年、いや、20年やっても見えない。見えなくてもいい、人と人は目に見えない理屈ではない理由で繋がる。その舞台が我々が大切にしている『店』という場と、『店』を取り巻く環境なんです。

こんな場所で住んでみたい、こんな場所で店をやってみたい。そこで人と人と出会って、ネットではないリアルな環境で繋がっていく。最終的には損得ではなく、お互いに必要とされる関係が今まで以上に大切になるのではないか。

その一番は、目の前にある店で商品を買うというめちゃくちゃシンプルなことが地元の経済を活かす方法じゃないの。お互い様経済が経済成長しない時代の新しい経済活動かもしれない。

だって、今、駅前も古町も万代もゴーストタウンだぜ。早く再開しなかったら地元、いや、新潟、いや、日本、いや、世界は終わる。

閉店する時間が長くなればなるほど、元に戻らないとユニクロの社長も記事で言っている。

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