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『リサイクル』から『リペア』への転換

2020.04.21

物を作る側と、それを使う側、あるいは買う側という関係で日本は『リサイクル』が重視されている。

本当にそうだろうか。

大量生産・大量消費を謳歌してきた今までの流れに対し、『リサイクル』だけでは対応に限界があるという記事があった。

持続可能な生産と消費の在り方として、欧米では『必要のないものを断る』『別の目的の製品に再製造する』『修理』ということが処分を前提とする『リサイクル』だけでなく、製品を長く使う『リペア』=『修理』に着目したルールが作られているそうです。

『リサイクル』だけでなく、物を長く使うために『リペア』が今後一層普及する、大量生産・大量消費・大量廃棄される製品ではなく、長く使っていく長く着たいと思われる製品を作る責任がある。

こういう記事を読んで、一瞬『嬉しく』なる。だが、今までほとんどの業種がいかに安く作り、いかに大量に売って、またすぐに買ってもらうにはどうするかを追求してきた。製造が日本から安い人件費の国に移り、小売の世界でも多店舗展開し、売上げをどんどん伸ばし、大きくて強い会社をつくる努力をすると同時に、いかに他社との競争で勝ち残るかが最優先だった。

我々はとてもその競争には入ることはできないと最初から考えていた。だから約40年前、『リサイクル』からスタートした。全く時代に乗るどころか、できることしかしなかった。

そして今、『修理してでも使っていきたいものを提供する』ことが我々の仕事。

これを続けてきて良かったと思っている。大量生産・大量消費・大量廃棄というサイクルで大きくなった一握りの企業は耳の痛い世の中になってきたのではないか。

今回のコロナウイルスが原因でグローバルであろうがローカルであろうが、全てが止まってしまう危険が目の前に迫っている。このウイルスが終息した時、人間の考え方や行動が劇的に変わる気がする。しかし、人間にはもう一つ『喉元過ぎれば熱さを忘れる』という習性もある。私の勝手な考えですが、国内で作るものは作る、都心も地方も両方が大切、一部の企業だけが強くなって市場を独占してしまう政治でも何でも一強は続かない、バランスが大切なんだろうなと思うけど、私も含めて人間は欲の『かたまり』。地球上で人間が自分・自分と追求した結果、戦争とは違うウイルスという脅威にさらされている。

我々にできることは、ずっとやってきた『リペア』であると同時に、考え方も『リペア』、生き方も『リペア』していくことも必要なのかもしれない。

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