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サスティナブルを使いすぎ

2019.11.22

最近、嫌と言うほどサスティナブルという言葉を聞く。

ブームなのか文化なのか、今の流れが何となくこうだよねに乗っかって行こうというのか、真の危機感からなのか、理由は様々だと思う。

40年近く前、何となく始めたリサイクルショップだった。

基本は好きだっただけ、米軍基地を回って払い下げ品を仕入れ、アメリカのヴィンテージ・ユーズド、イギリスのアンティーク、北欧の家具、色々扱って辿り着いたのがメイドインジャパンだったりする。

変化は進化であり、飽きていくことでもある。

古い物が好きで、直したら使えるし、大切に使えば愛着が増す。そんな思いが家具だけではなく、店を開く建物にも同じ感覚を持つようになった。中心商店街から郊外の倉庫に移転したのも、古い旅館を直して店にしたのも、全部繋がっていく。

単純に古い物を直して、ちょっとカッコよくが何とも言えない喜びで、さらに商品が売れて、働くスタッフが生活できればもっと嬉しい。

他人同士が一つのチームになって、何となく同じ価値観で働いているという感覚は私達にとってのサスティナブルな事なんです。

持続とか継続というのは当たり前のことで、敢えてカタカナ語で言うことではないような気がする。

人は歳を取る。若者にバトンを渡す、これも持続や継続していく方法でもある。仕事を継続するために、長岡のS.H.Sは向かいにある廃業した小さな旅館を再生しています。もちろん、建てない大工の土田君が1人で頑張っています。

それにしても、長く放置された建物は傷んでいるし、ものすごいゴミの山です。ゴミとの戦いです。この冬を越すために、建物を守るために必死こいて挑戦しています。ほとんどの人に、こんな建物『どうするが?』『直すが?』と思われているのは百も承知です。我々はお金が無いから、今ある物に目を向けて、手を入れるしか方法がない。今年オープンした、バイパスを挟んだ向かい側にできたアウトドアショップの会社のように、立派なものは造れません。

サスティナブルを意識はしないが、使える物は直して使う。リサイクルの方がピンとくる田舎者ですし、『手間暇』をかけるという、メイドインジャパンであり、メイドイン長岡あるいは新潟なんです。

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