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やすらぎの住居学を読んで

2019.10.29

本格的に家具を扱うようになって、家に対し自然と関心を持つようになった。

そんなとき出会ったのが、人ではなく『やすらぎの住居学』・『やさしさの住居学』という二冊の本だった。

今から30年位前に『清家 清』さんが書かれている。

その中でも、住み処(すみか)の選択というページで、日本の住宅をめぐる様々な問題の中で、一番いけないのは20年とか30年とかのローンで建てた家は、ローンの支払いに疲れて家屋の手入れを怠るから、放っておけば10年位しかもたないだろう、だから最初から完璧なものを造ろうとしないことである。まずは自己資金を貯めて、その限度内で少々不満でも建てられる家を建て、後で増改築や設備の改良に充てる為の準備をする。それが賢明だと思うという内容や、何故家を建てたいのか、もっと考えなければならないのは、自分の年齢を含めた家族構成の変化と今後の予想、ほとんどの人が家族が全員健康で平穏無事であるという前提で全てが決められていく。大切なのは、まず第一に家族計画、次が経済計画、最後に建築計画でなくてはならないと書いている。

どうですか?

家具も一緒です。使い捨ての時代はもうそろそろ終わりです。『消費は美徳』という時代もかつてはあった。未だに消費者と呼び、消費税という名前を付けていること自体、違和感を覚える。生活や暮らし、モノからコトなどと、消費とは別な角度で世の中が変化している。『生活者』は、今、何を大切に考えるのか。

清家さんの刺さる内容、便利だとか安いということばかり追求していると道端に捨てられた冷蔵庫のように、あなた自身も粗大ゴミ化してしまうだろう。

良い家とは、お金をかけるだけでなく、本当に末永く愛着を持って住めるかどうかが決め手なのである。そして生活の匂いが安らぎを与えてくれる。と書いている。

受け止め方は様々で良いと思う。

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