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『数』を求め過ぎない

2019.10.19

10月は一流と言われる企業や地域を代表する企業の内定が出る。

ほっとした学生と落ち込んでいる学生がいることだろう。

昔と違って、今は数十社以上応募できる『エントリーシート』という簡単に出せるシステムができた。それが良いか悪いか分からない。

数十社以上も受けることができるから幸せか、というと、そうでもなさそうだ。全部不採用になったら人格否定されたと受け止める学生もいるという。

ここでも良かれと思って便利になっていく流れの裏で、必ず心理的な『闇』がある。しかも売手市場などと『あおる』から、妙な勘違いをする学生もいるだろう。

昔の話をするとまたかと思うだろうけど、私が卒業したとき3社くらい受けて2社ダメで、1社受かった。選んだ会社はほぼ業種は一緒が当たり前だった。しかし、今は『下手な鉄砲、数撃ちゃ当たる』的な要因が普通で、誰もおかしいと思わない。しかも大学受験と同じで仕事を選ぶにも、第一志望・第二・第三志望なんて捉えている。その結果、採用する企業も100人から選ぶより1,000人の中から選ぼうとする。人気企業であればあるほど、多量の学生にエントリーしてもらうことで、より優秀な人材を採用しようとする。

ところが、『数』が多くなればなるほど、1人1人の学生に対し十分な時間や質問や目に見えない『感じる』ことができなくなり、マニュアル化、当たり障りのない質問をし、短時間で人を選ぶ確率が高くなり、イノベーションを起こすどころか今までの常識や理論で仕事をする組織になってしまうそうだ。実は何十社も受けること自体が異常なんだということ。

だって採用する側に立てば分かることなのに、その一番大事な客観性もなく自分のことしか考えない人間を採用するはずがない。嘘でもいいから、『御社(オンシャ)だけです、なんでもやります、きびしく指導してください、頑張ります』でOKなんだ。

大学卒なんて腐るほどいる、特別ではない。高卒が『金の卵』だとも言われている。

こんな内容を書くと『ブラック」などと言われるのが『今』なんだろうけど、もういい加減、常識を疑ってものを見ることも大切だし、頭が悪くても悪いなりに生き方がある。

『数』を追わないことで見えてくることもある。

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