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『なんとかしなければ』という原点

2019.08.05

新潟市美術館で8月3日(土)から、『バウハウス開校100年、きたれバウハウスアート/デザインの原点-』と同時開催で、S.H.S鳥屋野でTECTA(テクタ)社の家具の紹介をしている。

実は、月刊にいがたの中野さんの仲介で、この企画が進みました。

この中野さんという人は、私が新潟大学の外れで学生相手にリサイクルショップを始めたころ、飛び込みで営業に来た方なんです。

当時はまだ20代後半の青年でした。私もまだ32歳くらいでした。

私の店の商品は、ほとんどが粗大ごみから『拾った』ものを直したり、塗ったりして、きれいにして、値段をつけて売っていた。

その後、古町に移り、鳥屋野に移り、あっという間に37年、私は69(ロック)、来年70です。

明日のことより、今日どう食べるか、なんとかしなければ、今でも現状をなんとかしなければ、社員が食べていけない、そこが原点で、毎日を生きている。

ですから、その延長線上にアクタスやバウハウス、テクタ・フリッツハンセン・アイラーセン・ポラダとの出会いがある。

37年前、今の店の型など、想像できるはずがない。

なるようになってきただけ。

忘れられない一言がある。一見、仕事にならないような無駄なことをすることで、損得で動いている人には見えないものが見えてくる。さらにやりたい仕事をやるためには、まず、やりたくない仕事をやっておくとか、中野さんとの出会いから今まで、そしてこれからも、仕事上損得は少なからずありますが、それ以上のことが生まれる。

それは好奇心や興味という、人間が思わず動いてしまう、一番大切なことではないだろうか。

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