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『行きたくなる店』

2019.07.20

S.H.S鳥屋野は、古い倉庫3棟を直し続けて営業している店です。

時間もかかるし、お金もかかる。効率という面からみたら、全く非効率な取り組みに映ると思います。

実は新潟大学の外れにツールボックスという店を開いて、3~4回移転を繰り返し、ようやく今の鳥屋野の古い倉庫に出会った。

何度も何度も失敗を繰り返し、今度こそはとスタートするが思うようにいかず、最終的に辿り着いたのが鳥屋野潟という場所。

そこで初めて気が付いた。口ではお客様の立場になって物事を考えて実行しようと言っているが、ほとんどが、どうやったら商売が上手く行くかとか、どうやったらもっと売上げが上がるか、儲けが出るかと、自分都合で、あるいは自己満足な考えでやっていることが多かった。

改めて誰も見向きもしないような古い倉庫を時間がかかるけど、お金もかかるけど、ここにわざわざ来てもらうにはどうしたらいいか。働く人が、ここで働いている自分は一番自分らしく、ワクワクして仕事ができるか。そして、こんな俺でも私でも、時間をかけて仲間と一緒に人と違うやり方で努力すればできることがある。

そこん所を認めてもらって、買い物してもらって、また来るねと言ってもらう。これが私達が求めている仕事の『カタチ』なんだということ。

S.H.S長岡店も、4回目の移転で、今の高畑という場所に辿り着いた。

古い割烹旅館を直して店を作った。

今でも次から次と、壊れて修理をし続けながら商売をしている。

『あんな場所、どうするが?』と言われていた場所で、今では年間30組くらいのウエディングを挙げていただいたり、本当にありがたいと思っている。

S.H.Sの2つの店は、その場所にある建物を利用し、その環境に合わせた店をどうやって作っていくか、みたいな考えが強く、本来の商売の基本的な考えや、やり方から外れているかもしれません。

成功とか失敗とか、そういう次元ではなく、町にある建物を利用し、その町に相応しい店を作り、その店に必ず似合う人が働いている。

どんなにネットが当たり前になろうが、私達は人と人が出会う場が、やっぱり店だよね、そして店の周りの環境も大切だよね、バーチャルではない、リアリティーな存在をもっと強くしていくのはやっぱり人間だよね、と考えていきたい。

ネットを否定するわけでなはい。

損得も大事、私達は行きたくなる店をどうやって作るかが全て。

鳥屋野店も長岡店も、同じ店をもう一つ作ることはできない、無理です。

店とはそういう生き物だとも思う。

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