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『送料無料、即日配達・再配達』という便利

2019.03.03

この便利な宅配は、利用する側はすごくありがたいから、次第に『当たり前』になる。

サービスのエスカレートが逆に人を苦しめる。

アマゾンや楽天等のネット通販や、メルカリに代表される個人間の中古品売買等が拡大した結果、限度を超えた宅配サービス、その結果、取扱量が急増している。そこで働くドライバーの長時間労働と人手不足、現場は悲鳴を上げていると言われている。物通の変化は我々が発注する家具の運賃にまで影響が及んでいる。

消費するという言葉は好きではないが、我々は消費者であると同時に、労働者でもある。受ける側でもあるが、提供する側でもある。お金を出せば便利をいくらでも買うことができる。

『便利の追求』が全てを支配してしまう。

それを可能にするのは人だということ。この人が減っていく時代に、もっともっとと競争や拡大や成長を求めるのではなく、共生や寛容や許しという心の繋がりみたいなことを大切にする時ではないだろうか。

例えば、あおり運転や子供の虐待はちょっとした事でも許せない心理であったり、求める事が多すぎるために、ちょっとした事や、ちょっとした不便を感じただけで、すごくストレスになってしまう現代社会があるのではないか。

ストレスに耐えられなくなって、心がおかしくなってしまう、世の中は思うようにいかない事の方が絶対多い、こんなはずじゃない事も多い。経済大国、世界で3位の日本が子供への虐待が非常に多いと問題になり始めていると、世界的にニュースになっているとか。どうしてこんな世の中になったんだろう。

我々の子供から青春時代は、貧しかったし不便だったけど楽しかった。

働き方なんて言われなくても一生懸命働いた。パワハラやセクハラなんて言葉もなかった。権利を主張する前に義務を果たせが普通だった。

求めることが多い分、不幸になるような気がする。

2016年に養老孟子さんが『現在をどう生きるか』という本の中で、人は本気で生きているときが一番幸せです。何かを必死でやっている人は、自然に前を向いているから、将来がどうしたこうしたと不安になることはない。と書いている。私は商売を選んだ人間だから、次から次へと不条理な事の連続の中で、折れそうな時には少しだけ救いになる言葉です。

グローバル化とか、経済大国だとかを追求した結果が今の時代。もういい加減、船の舵を変えないとダメなんじゃないの、選挙も近いしね。

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