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ダークとブラック

2018.09.18

商売も世の中の流れも一つの方向だけでなく、反対側から見るとどうだろう。

例えば、ダークツーリズムという見方、広島・長崎の原爆被害を後世に伝える建物や、それに関する場所、沖縄戦の惨劇を伝える、そういった場所が抱える『悲しみの記憶』がコースに組み込まれていた。

しかし最近、展示物や方法がマイルドな方向に変えたり、修学旅行のコースから外す学校が増えたりして、『楽しく明るい』だけの観光旅行に人気が傾いているのか、戦争の現実を子供に見せたくない流れ、でもその土地には『光と影』の歴史がある。それを理解するからこそ、人間本来の五感が刺激され、生きることへの興奮がわく。歴史を知ることや学ぶことでこれから生きていく上での糧になるという記述。

もう一つ、ブラックボランティアという内容。これは2020年の東京オリンピックに対する問題提起である。

オリンピックを否定するのではなく、それに参加するボランティアに対し、これでいいのかという疑問、2020年東京五輪のスポンサー収入は推定4,000億円以上、ボランティア11万人は10日間拘束で報酬ゼロ、しかも経費は自己負担、真夏のオリンピックおそらく気温30度以上の日が続き、今年のように40度に達したら選手はもちろん、ボランティアの人達が熱中症になる危険性は計り知れない。忘れてはならないのは、被災地へのボランティアとは訳が違う。オリンピックは1984年のロス五輪から大きな大きな商売になって、どれだけもうけるか、アマもプロも全員参加の大イベントに変わって、アマチュアだけのスポーツの祭典ではなくなった。

日本を代表する広告代理店がプロデュースするオリンピックでもある。推定される11万人のボランティアがいなかったら、しかも無給、死者も出るのではないか。何が言いたいかというと、国を挙げて何かをやるとき、今流行りのブラックなのにブラックじゃなくなるということ。現実はダークやブラックを消すことはできない。

物事の一つ一つに、これっておかしいと思うか思わないかだけなんだ。特に商売は皆と同じだったら残っていかない。

『勇気をもって、誰よりも早く、人と違うことをする』

ソフトバンクの孫さんが言っている。

鵜呑みにするな、と言うこと。物事には必ず表と裏があり、光と影がある。

そうそうそう、なんて言っている場合じゃない。

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