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何を見本にするか

2018.09.17

『近江商人の哲学』山本昌仁さんが書いた本です。

和菓子屋『たねや』の経営者、不便なはずの『ラコリーナ近江八幡』に年間300万人近くが訪れる菓子屋。

今、家具屋・めし屋・服屋・菓子屋・その他、色々の何屋がどんどん減っていく時代に、この菓子屋は想像を超えている。1ページから最後のページまで心に刺さる。

中でも移り変わりが激しい場所よりも、ずーっと変わらない場所の方が継続した商いができる。

次の世代、さらに次の世代へとつながる土地に店を構える。店舗を単にものを売る場所ではなく、お客様に感動を与える場所、さびれた変わらない場所をあえて選ぶ、商売を引き継ぐだけでなく、町を引き継ぐという記述、失礼とは思うが自分も店の場所を選ぶにあたって、新潟という町は一言でどういう町、新潟らしさって何、みたいなことを考えてきた。

その結果、港町であり、川があり、沼がある、私は沼の近くに店を作った。

商店街でも商売をやってみた。その商店街は年々人を集めるためにイベントを打つ回数が増え、聞こえてくる声としては、店で買い物をするお客様はほとんどいなく、お祭り騒ぎで終わってしまうという。イベントの歴史ではなく、あくまでも商店街は商いが継続しなかったら町は存続しない。

改めて『ラコリーナ近江八幡』の足元にも及ばないが、年間来店客数、カーヴドッチ巻は30~40万人、江口だんご25万人、凄いと思う。S.H.S鳥屋野はまだ13万人、長岡店は6万人、上には上が存在する。ちなみに佐渡観光客は50万人を切っているそうです。

私は原点である店そのものの魅力で人を呼ぶ、これに徹していくしかない。

人口が減っていく地方都市で、これを止めることができないのであれば、100マイル先からでも店に来てもらうには何が大切か、イベントではないはず。周りの環境、店の空間、商品・サービス、そこで生きている人、全てが他とは違うと思っていただく努力を重ねるしかない。

ブックス長谷川さんのセレクトは私にとってありがたい。

本を読む、そして書く、そして話す、また考える、やってみる、失敗する、そしてまた読む。

人が生まれて死ぬまでのルーティーンではないか。

本の出会いは人生までが変わる、大げさか、読まない人間にはわからない。そして会いに行きたくなる。

あなたには今、会いたい人はいますか?

読みたい本ありますか?

行ってみたい場所ありますか?

聞きたい音楽ありますか?

打ち込みたい仕事ありますか?

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