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『すぐ』と『なかなか』

2018.09.01

我々が販売する家具は注文いただいても即日配達ができない、持ち帰りができる商品は雑貨くらいである。

ほどんどの商品が後日配達です。なかには2ヶ月もしくは3ヶ月かかる商品もある。今、当たり前である即日配達や翌日配達ができない。

注文をいただいてから作る商品が圧倒的に多いというのも事実です。

便利・簡単・早くて・安いは当然でしょうと言われても、我々はそれができない。早さやサービスの競争を否定はしないが、できないことはできない。

女性が社会で働く比率が高くなり、日常の生活で多少収入が増えるが自由な時間が少なくなると、どうしても便利で簡単、早くて安いは助かるという時代だとも思う。

でもちょっと考えてみて下さい。すぐ届く、すぐ乾く、すぐできる、すぐ好きになる、すぐやめる、すぐ入れる、すぐとれる、すぐもらえる、すぐくっつく、等々、この中でどの『すぐ』がいいと思う?

逆に、なかなかできない、なかなか振り向いてくれない、なかなか好きになってくれない、なかなか合格できない、なかなか勝てない、どっちかと言うと人は『すぐ』の方を好む、でもなかなか思うようにいかない、できないから頑張るという方がドラマになるし、人の心を動かすと思うけど。

自分はどっちがいいと言われると、『すぐ』の方に向く。その言い訳として、人の心を動かすために生きているわけではないし、でもさ、現実思うようにいかないことだらけだから、なかなかという時間がかかる生き方をしている。

それと、世の中の流れが一つの方向に一気に流れると、必ず逆の流れを引き起こす。

例えば、注文してもすぐに届かない商品の魅力というのもある。JR九州のななつ星列車は1年先まで予約でいっぱいだとか、あまりの人気商品が届くのが1年後とか、待つこと、待たされることが楽しみという価値観もある。

1ヶ月でできる家って、1ヶ月で壊れたりして。それはないでしょうけど。

人間が100年生きる時代とか言っているわりには早さを求めている。アンバランス、私は100年生かされるより、流れに乗らない、何かちゃんとしたものを持つことも大切だと思っている。

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