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人生100年時代、クソくらえ

2018.07.17

人生100年時代という表現が非常に多くなった。

これってプラスに考える、マイナスに考える、どっち?

私は100年生きることを前提に考えれば考えるほど、不安を煽っているように感じる。我々世代は親から悔いのない生き方をしろとは言われたが、長生きしろとは言われなかった。親は子供に対し、親より早く死ぬなと思っている。これは口には出さないが、子供が親に対する一番の親孝行だと思っている。

私の弟は小学3年で亡くなった。経験をしているからかもしれない。短くても長くても、人は様々な経験をし、死に向かって生きている。かわいそうなのは今回の災害で200人以上の人が亡くなった。子供もいた、若者もいた、老人もいた、犠牲者は想像をはるかに超えている。ですから人生100年の表示を見ると、何かがすけて見える気がする。人によっては短くもあり、長くもある生活、しかもそれぞれ幸せは違う。全部違う。ただ、私達は生まれてたった1回の限られた時間を生きて死んでいく。楽しいこと、苦しいこと、悲しいこと、嬉しいこと、全部含まれている。だから楽しいことと、嬉しいことだけなんて生活はない。学生を卒業して社会に出て、仕事して気付く、誰かを幸せにする自分が実は幸せを感じるということを。

好きな仕事をする、そして思い通りにならない苦しみを味わう。好きな人に出会う、思いが伝わらない苦しみを味わう。そうやって大人になって、もっとこうしたい、ああしたいという欲望が人を成長させる。

多くの失敗を重ね、気が付いたら68歳になった。これでいい、100年、生きる目標などナンセンス、それは生きるということではないと思う。

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