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賞味期限切れ

2018.06.18

小売業の敵はアマゾンではない。自分達の持っている常識だ、という本を読んでいる。

今までと同じ考えや常識では小売はなくなる。商店街も、いや、巨大なモールも無くなってしまう。未来は誰も予想できないが、小売の店舗がどんどん減少することは想像できる。ますます激動の様相を呈している小売業界だということ。

人間は無意識に賞味期限という感覚を本能的に持っている。私は過去の店にならないために、店の立地も変えた。家具の小売をやるつもりもなかったが、家具屋をやっている。しかし既存のモノに対する抵抗や破戒しか自分を表現できないと思っていた。今、もう自分は賞味期限を迎えているという恐怖がある。

今の鳥屋野店は18年目、長岡店は10年目、現状を壊す必要がある。

なぜなら、ずーと繰り返してきた広告を打って集客を計り、売上を作るという方法も止めて5年位になる。全てが揃っている時代に広告を打って、品物を並べて売る時代ではないという考えが強くなった。

それじゃあどうする、できることは何だろう。最初に考えたのが店の立地だった。どうせ田舎でやるなら商店街から飛び出そう。自然を味方にして、今までの立地条件として良いとされた所は誰もが当たり前に考える、それを壊す。

しかもリサイクルショップから始めた自分が、新築するのはナンセンス。古い倉庫、時間をかけて作り続けながら、時の変化に合わせて空間を変化させる。ところが実際やってみると見た目が一番になっていく。それではすぐに飽きてしまう。本当に大切になってきたのは『感じる』ということ。要するに居心地を良くする、これがまた難しい。

我々の小売業は、CMでもなく、チラシでもなく、商品だけでもなく、これからは居心地をいかに良くするか、もうそこにしかアマゾンに勝てない。アマゾンに勝つには大きさで競うことではないし、小さな我々ができることと言えば、常に店に手を入れることしかできない。

店舗数の拡大で売上を拡大できるうちは単純でいいかもしれないが、本当にこれからそれで残れるのか、誰も予想できない。でもやられっぱなしの現実を食い止めるしかない。

賞味期限が来ている『小売の再生』という本、すごくいい。ブック長谷川さん最高っ!!

 

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