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あっという間に時代は変わるけど?

2017.04.06

今、売手市場・ワークライフバランス・ブラック企業、等々、世の中の流れと『こうあるべき』というはっきりとした方向性を求めたがっていて、白か黒かを明確にしたい動きが強いけど、実は不透明だし、不条理だし、『こんなはずではなかった』という連続の中で、我々は今まで生きてきたし、生きていくものだと思う。

人工知能で仕事のほとんどがなくなってしまうのではないか。小さな子供を持つ母親たちも『子供には将来、人にしかできない仕事ができるようになってほしい』との声を聞いたという記事を読んでも、考えることは『こんなに便利でなんでも揃っていて、物質的には豊かになっているにも関わらず、不安は次から次へ生まれてくる』ということ。

自動運転が普及すれば、タクシー運転手は失業し、無料タクシーだって出てくるかもしれない。旅館も、保健所・消防等の営業許可を取るために時間と費用と気の遠くなるような設備投資をしなければならないが、民泊になるとそのほとんどが無しで済む。私も旅館業の営業許可を取ったとき『こんなに大変なのか』と実感しました。ですから、業界の方からすれば『ふざけるな!!』という事になると思う。革新的な事や、デジタルやテクノロジーというのは、無駄を省くことと、無駄な労働から人を解放する。そうすれば、もっと人間らしい豊かな生活が追求できる。本当にそうなるのかな?

何年か後に『あの時、売手市場だったよ~、ワークライフバランスってすばらしい考えだったよな~、ブラック企業なんて誰も仕事に行くわけないよな~』から、『今なんでもいいから仕事したい』と、あっという間に時代は変わるかもしれない。

お母さん、入れる大学に入学させるのではなく、10時間以上受験勉強する子供しか歴史ある大学に入ることはできないのは、昔も今もこれからも変わらない。逆に、もう一度、倉本聰の『北の国から』のドラマや本を読み、人間にとって大切にしなければならない考えと行動を明確にすることも、人工知能やデジタルが主流になっても、人間の尊厳はずーと変わらない。仕事も生き方も、時代の流れに乗らない本質は何かを追求することが、大切かもしれない。

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