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便利、早い、最高の裏側

2015.07.16

7月15日、新潟日報の座標軸で新幹線騒音問題についての記事を読んで思うことがあります。のどかな山あいの集落だったのに、新幹線の開業で住民が騒音問題に悩まされている。中には体調不良を訴える人もいる。物事の両極性だと感じます。人は華やかな部分に目を奪われがちで、その裏で苦しむ人の映像はなかなか伝えずらくなります。わかりやすいのは自宅の脇を新幹線が通っていたらと考えればいいんです。恐ろしくなるでしょう。便利で、早く、快適に目的地に着く、そこに大勢の人間が来てくれて活気と活性化と経済が良くなる、万歳。でも誰かの犠牲の上に成り立っているとすれば考えさせられることではないだろうか。便利な物を作れば人が来る。単純なことではないなあと思うし、いつも云っているように何か新しい事や物にお金を使ってつくったとしても、一時的な集客で終わってしまうような事ってたくさんあるように思う。何事も簡単に踊らない。じっくりと今あるものに目を向けて手を入れて時間をかけてそこにしかない価値をつくる。これが本当のローカルの生きる道ではないだろうか。そこにしかない価値はどんなに遠くても、時間がかかろうが、行ってみたい場所、過ごしたくなる時間を求めて人は動く。人の情動に訴える事が大切かも知れない。そのいい例が、JR九州の七ツ星の観光列車だったりする。これこそ今あるものに目を向けて、今まで以上の価値をつくりだした例であると。テーマはゆっくりと、です。

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