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十分杯

2018.04.07

陶 岡崎から十分杯が入荷しました。

十分杯とは八分目以上にお酒を入れると、底の穴からすべて流れ出てしまうからくり杯のことです。

長岡と十分杯の出合いは江戸時代にまでさかのぼります。
今からやく400年前、1618年に長岡藩が開府しました。 3代目藩主牧野忠辰が度重なる財政難や水害に見舞わた当時の長岡で、ある領民が持参した十分杯に着目しました。忠辰は十分杯のもつ「満つれば欠く」というメッセージに強く感銘を受け、人々に「足るを知る」、「何事もほどほどに」という教えを説いたのです。

1906年、長岡市が誕生し、市長の牧野忠篤は歴代の藩主たちの教えを深く心に刻み、戊辰戦争で荒れ果てた長岡の地を復興、発展させるべく進みます。そして市長は支援者たちにこの十分杯を配ったそうです。

これ以降、長岡ではことの節目に十分杯を配る文化が生まれました。また、最近では結婚式や祝い事の引出物として贈られることもあるようです。

長岡市は今年、開府400年を迎えます。
岡崎さんは以前から十分杯を製作してこられていたそうです。
私たちは、記念の年に古くから地元長岡に伝わる「満は欠く」の精神を受け継ぎこちらをご紹介できることはとてもうれしいです。

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