【特集】長岡店は行きづらい


某日、S.H.S長岡店を訪れた。
この日は夏を先取りするような暑さで、立っているだけで汗ばむほどだった。本社のスタッフからは

 

「長岡のお店は行きづらいんですよ、でも良いところですよ」

 

と聞いていた。正直に言って、長岡店は行きづらい。
S.H.S長岡店の周りは林や田んぼが多く、決して町中の人混みもないし、「ついでに」行くようなところでもない。そこにわざわざ行く必要がある。長岡駅からは車で15分ほどかかる。道が複雑ということでもないし、難所があるわけでもないが、とにかく目的を持って行かないと通らない場所である。

 
 
 
 
 


長岡に行ったらラーメンを食べたい

 

私は取材で長岡店に向かおうとした。しかし、せっかくなら長岡で何か他のこともしてみたいし見てみたいなという気持ちがあった。
県外の方には分からないかもしれないが、新潟県はとにかくラーメン大国である。米・酒・魚介類のイメージが一般的にはあるが、県内の人からすればラーメンだ。
新潟のラーメンは美味しい。色んな所に行ったがまずいラーメンはほとんど食べたことないかもしれない。

中でも私が好きなラーメン屋に「青島」という名店がある。長岡が発祥の、生姜醤油と鶏ガラをベースにしたシンプルだけどみんなに愛されている味。長岡にはもちろんのこと、新潟市内にもあるし、東京の秋葉原にもある。
最近の無化調系ラーメンとは交わることのない昔ながらのラーメンであり、「健康志向など知ったことか、ガツンとうまい醤油ラーメンが食いたいんだ」と言いたい味。

 
 
 
 
 


いち井に行ってみた

 

この青島の本拠地なので、どこかに行こうかなと思っていたが、S.H.S長岡の近くにもう一つ名店がある。それが「いち井」である。
いち井はアゴ出汁を使った塩ラーメンが売りであり、しっかり旨味があって力強いのに、するすると飲めるスープだ。女性にも食べきりやすいやや少なめのボリューム。店員の物腰は柔らかいし、店内はカフェか洋食屋かというほど品がある。

 
 
 

今回はそちらに行き、昼食とした。オープンしてすぐに行ったが既に行列ができていた(おそらく平日も土日も関係なく並ぶ店なのだと思う)。いち井はS.H.S長岡からの距離としては車で5分くらいで、比較的ルートも一本で行けるため気になる方はぜひ行ってみていただきたい。

 
 
 
 
 


FARM8に行ってみた

 

最初に書いたように、この日はとても暑かったのにもかかわらずラーメンを食べたがゆえに更に暑くなってしまった。
そこで、またそこから近い「FARM8」に向かってお茶でもしようかなと思った。地の食材を使った新しい食品やオリジナルグッズを取り揃えたユニークな店。
実はS.H.Sの中のLIS内にもある。が、行ってしまうと仕事せざるを得ないため、その前に済ませてしまおうという算段だった(これも仕事の一貫だったが)。

 
 
 

アイスコーヒーを頼もうかなと思っていたが、ここでは酒粕を使ったカップジェラートを見つけ、気になったので食べた。「ヨーグルトみたいな味ですよ」と聞いた通り、ヨーグルトのような爽やかな酸味で暑い日にはもってこい。

 
 
 

店の奥には休憩スペースがあるので、その場で食べることができる。
ここのLISは駅で言うと宮内駅という長岡のもう一駅先にあって、駅を出るとすぐ青島とともにある。先程のいち井から車で3分ほどで着く。駐車場は目の前にはないので注意してほしい。

 
 
 
 
 


S.H.S長岡店に行った

 

さて、本題の長岡店に向かう。
長岡店の周りは「何もない」と言うと怒られるかもしれないが、でも、実際他に寄るところが並んでいるわけではない。ちょっと行くと温泉があるので、そのついででもいいかもしれない。
長岡店は昔、大きな旅館だった。廃業した旅館の建物をリノベーションし、商品を並べた店だ。倉庫を改装した鳥屋野店と共通する「直して使う」というコンセプトがここでも活きている。

 
 
 

外から見ると大きなガラスの窓が目に入る。木々が反射し美しいワイドスクリーンになっている。この要因となる林が建物に異常に近いために見られる現象だ。駐車場はこの林で覆われており、個人的にはここのスケールが凄いので写真を撮りたくなる。

 
 
 
 
 


緑との共存による日光の心地よさ

 

周りは林に囲まれているため、店内はほんのり薄暗く、緑のフィルタを透過した日が優しく入ってくる。だから、見て回るだけで気持ちが良くて森林浴しているよう。施設としても2階までは食器や雑貨や寝具・家具が並び、3階はレストラン、別館でLISが入るなど見るところも多い。なので買い物をしなくても比較的時間が潰せる店だ(と書くとまた怒られるかもしれない)。

 
 
 

レストランのA alla Zもまた緑の壁が凄くて、この環境がたまらなく良い。レストランウェディングとして人気が高いので毎月週末はどこかが必ず貸し切りになっているほどだ。

 
 
 
 
 


実は社用車がイケてる話

 

前の特集でお話したことがあるが、S.H.Sは軍放出品を売る中古家具屋からスタートしており、自社グッズや社用車がイケてる。
特にお客様に家具を運搬するトラックやバンはデザインがシンプルだがかっこいい。車好きの社長やスタッフが自分たちで塗装したり、プリントを足したりするそうだ。
城丸社長はブログを愛読されている方にはご存知の通り、今どき珍しい頑固社長(いい意味で)である。時代に必ずしも迎合する必要がないと考えており、自分が良いものは良いものだと言いたいし、ダメなものはダメと言いたい性分がメッセージから伝わってくる。
車のことも以前にお伺いしたことがあるが、「運搬に適しているかとか燃費がどうとか言う前に、自分がかっこいいと思う車に乗りたい」ということらしい。

 
 
 

「使えるものを直して使う」「自分が良いものを広めたい」「市街地じゃないところに良さがある」など信念が一貫している。長岡店もそれを感じる場所だった。行く前に美味しいものを食べられたし、行ってみたら面白かった。行った時はLISの3階でちょうど写真展をしていた。アートとの接近もよくある店なので、定期的に足を運んでみたい。

 
 
 
 
 


今回の特集で取り上げたポイント

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